実録！ハマチ釣り（ジギング）

１１：１０に車に乗り込んだ俺は、まずコンビに寄った。早朝から船に乗っている、ぴょん太と俺の弁当を買うためだ。あいつの好みは知っている。迷わずチキン南蛮弁当を２つ買った。

今日利用する遊漁船は、午前便と午後便がある。ぴょん太は両方に乗る。午前便ではイカを釣りに行っている。正午に戻ってくる予定。俺は１１：３５に到着し、料金を支払い、桟橋でぴょん太を待った。ウクレレがあれば、加山雄三の「君といつまでも」を歌っただろう。

今日は暖かい。その上、風はなく、空も青い。

１１：５５。ぴょん太の乗った船が帰港。釣果は４杯だという。そろそろイカのシーズンは終了か。２人ならんで、桟橋から休憩所へ歩いた。弁当を手渡すと、サンキューとお礼。ぴょん太はチキン南蛮弁当に大きく反応した。してやったり。こいつが彼女なら、らくちんだな。

１２：５５出船。割り当てられた場所は、左舷のとも（ともとは船の一番後方。先端はみよし）だった。好きな場所だ。波はなく、べた凪。俺はエンジン音の響く中、バービーボーイズの「目を閉じておいでよ」と、キョン２の「あなたに会えてよかった」を歌った。なぜこの選曲なのかは自分でも不明。

１３：２０。ポイントに到着。今のハマチは太刀魚を捕食しているとのことで、シルバーのロングジグを沈める。水深は３５ｍと浅い。スローピッチでアクションを付ける。１回目の流しでぴょん太にヒット。ロッドのしなりを見る限りでは、大物ではない。心で笑い、鼻でも笑う。水面近くで見えた魚はヤズ（ハマチの小さいやつ）だった。網はなくても、引き上げられるサイズ。でも、釣りは１匹目が大切。その日のボウズかもしれないとう、不安から開放されるからだ。まあ、俺はスロースターターだし・・・。ところがこの日は２回目の流しで俺にもヒット。ぴょん太を鼻で笑ったことを反省。俺もヤズ。すばやく、血抜きをする。このあたりの作業は、俺もぴょん太も慣れたものだ。同じクーラーボックスに入れるため、俺の魚には目印として、結束バンドを尾に縛る。１匹目を釣ったのがぴょん太だから仕方がない。ちなみに俺自身が縛られるのは全く嫌じゃないかも。手錠でもいい。何の話？この２回目の流しで俺はもう１匹ヤズを釣った。結果を先に言うと、この日はすべてヤズ。ハマチと呼べるサイズは釣れなかった。

３回目の流しでも俺は１匹追加した。大爆釣の予感。

だが、予感は当たらない。当たるようなら、仕事なんかしない。２人とも５匹目くらいまでは順調だったものの、それ以上が伸びなかった。潮の具合だろうか。出だしが好調だったために、落胆ぎみ。気分転換にと、ぴょん太と２人で、おニャン子クラブの「セーラー服を脱がさないで」を歌った。他の釣り客が変な目で見ていた。だから、振り付けは控え目にした。

ジグのカラーやシルエットを変えたり、アクションを変えたり、試行錯誤を重ねたが効果はなかった。

（中略）

帰港は１７：２０。　帰宅１７：５５。釣果、俺ヤズ７匹。ぴょん太８匹。でも楽しかった。

ご近所さんと、あっちゃんにおすそ分け。残りはお刺身とあら炊き。ビール（正確には第３のビール）を添えて。で、今少し酔ってる。少し？けっこう飲んじゃったから、そこそこ酔ってるかも。何か文句ある？

そうそう、ユウちゃん。今日はタイミング合わずで、魚あげられなくてごめんなさい。

ふーっ。なんとか日付の変わる前に書き終えた。もう１本だけビール（正確には第３のビール）飲もうかな。