小惑星が衝突する

８年後人類は滅亡します。さあ、あなたは何をしますか？

ここ最近おもしろい本に出合えていなかったんだけど、いやね、実は今日紹介する本も、そこまでおもしろくはなかったんだ。でもやっぱり、今をときめく伊坂幸太郎だからさ紹介しちゃいます。っていうか、伊坂作品だから、ハードルが上がっちゃってるだけなのかもしれないけど。

『終末のフール』。伊坂ワールドには違いないんだけど、ちょっぴり、おとなしすぎたかな。ネタバレにはならないから、書くけど、物語のはじまりは、８年後に小惑星が地球に衝突し人類が滅亡する、って情報が流されることから。まあ、発端が発端だけに、大きな展開はないよね。それに連続短編だし。それはつまり、ストーリー性より、そんな中での人間模様が書きたかったんだろうな。それぞれに違ったテーマが含んであるもん。そのへんはさすがだけど。勝手な評価として、読む本が見つからなかったら読んでみて、って感じ。

でも、考えちゃうよね。８年後に人類は滅亡するって言われたら、俺ならどうだろう。何をするだろう。ってね。なんかめちゃくちゃなことしても、まだ８年あるといえばあるしさ。でも、どうせ死んじゃうならだめもとで、あの人と、あの人と、あの人には愛の告白をしておきたいな。

そうだ！住宅ローンはあと８年だけ払えばいいのか。やったー！

あ、言うの忘れてた！何か文句ある？