せこくてずるいミステリ
久々カテゴリー04本の記事です。本はまとめてドカッと買って、読み終わったらまた、ドカッと買うようにしている(好きな作家の新作は別)。だけど、今回ドカッと買って、読み終える前に、ドカッと買っちゃったもんだから、ずいぶんと未読の本がたまっている。急がねば。
でも、今日1冊読了です。東野圭吾『名探偵の掟』を読みました。感想述べていいですか?ネタバレには気をつけますから。
せこっ!ずるっ!
です。作品名のとおり、探偵ものなんだけど、はっきり言ってせこいです。いやね、誤解があっちゃならんから、面白いか面白くないかって話だったら、当然、面白いのよ。そりゃ東野圭吾だもん。そのへんは安心だわさ。でもね、せこいのよ。ずるいのよ。刑事も探偵も、小説なんだから、ミステリなんだから、って言っちゃうの。つまり、主役どもが、作者や読者がいることを前提でストーリーが展開されるわけよ。堂本剛の33分探偵みたいにね。
それがなんで、せこくてずるいか、だって?そりゃそうでしょう。こんなの、名が売れた東野圭吾だから許されるんだよ。新人の作品だったら誰も認めないし、読まないっての。まず、出版されないだろうね。
まあ、俺は基本的に小説(とくに大衆文学)ってやつは、面白くて、夢中になれればそれでいいと思ってるんだけどね。たとえ、せこかろうが、ずるかろうが。ずるいっていえば、栗本薫の江戸川乱歩賞受賞作『ぼくらの時代』なんかもそうだもんね。
シリーズ2作目の『名探偵の呪縛』も買っちゃってるし、続けて読むとするか。どうせまた、ずるいんだろうけど。ま、それが楽しみなんたけどね。
つまりは、作家の思う壺にハマっているってことですわな。何か文句ある?
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コメント
ひろやんは、小説すきなんですね
投稿: ひろひろ | 2009年11月 8日 (日) 19時22分
「名探偵の掟」はドラマで見たけど、おもしろかった~。
でもドラマでおなかいっぱい。
原作読む気がなくなっちゃった。
私は原作読破⇒ドラマ・映画
が理想なんだけど、ひろやんはどうですか?
でもそうなると、ミステリは犯人わかっちゃってるから、ドラマの楽しさ半減なんですけどね。
投稿: はははる | 2009年11月 9日 (月) 00時37分
ひろひろさん
そうです。小説大好きです。
お嫌いですか?
投稿: ひろやん | 2009年11月 9日 (月) 18時09分
はははるさん
ドラマならおもしろかったかも。
俺もドラマや映画を見た後なら原作は読む気しないな。
逆はありかな。でもミステリは嫌だよね。
タイトル変えてる場合があるじゃん。あれ困るよね。
投稿: ひろやん | 2009年11月 9日 (月) 18時13分
はい、好きです。久しぶりに、ぶらーと本屋に行ってきました。
投稿: ひろひろ | 2009年11月 9日 (月) 19時18分
ひろひろさん
面白い本があれば紹介してください。
俺の場合、ブログで紹介した本すべてがオススメってわけではありませんので。
投稿: ひろやん | 2009年11月 9日 (月) 19時52分