哲学的な何か、
04カテゴリー本です。今回は、はじめて小説ではありません。お客さんから勧められて借りた本を読みました。『哲学的な何か、あと数学とか』です。
正直言って、こういうの重圧なんです。借りた本がつまらなかったらどうしようって不安になるんです。何て感想を述べたらよいのか悩むのは面倒なことです。まあ、本を勧めるってのは適当にはできないことなんですけど、好みがありますからね。
しかし、そんな悩みは無用でした。おもろかったー。お客さんだからってわけじゃないぞ。俺はね。「哲学」「人生論(人間論)」ってのが大嫌いなのね。学生のころはいきがってたくさんよんだけど、けっきょくとっつけなかった。おもしろくねーから大嫌い。でもね、この本は決して「哲学」じゃないんだよ。あくまでも「哲学的」なんです。「哲学的」で「人生論的」なものなんです。内容はある意味変人的な、数学者らの人生を綴ってあるだけなんです。そこから「哲学的な何か」を感じ取れたらいいな、という著者の思惑にまんまとひっかかってしまいました。内容にはいくつか数式が出てきます。でも、それはどうでもいいんです。はっきりって俺には意味がわかりませんでした。だけどこの本では数式、法則、証明、を伝えたいわけではないんです。人間模様です。ドキュメンタリーです。結末は感動です。感動ということば久々に使いました。
こういった本を、人に勧めるということは、よほど自信がなければできないことだと思うのね。この人、俺より年下なんだ。仕事上の付き合いだから、年齢なんて関係ないといえばそうなんだけど、それでもやっぱり、考えさせられる本、ってのを年上の人に勧めるのは難しいことだよ。まあ、この人が勧めるんだったら読んでみようって、思わせるような人ではあるのだけれど。俺、この人のこと好きだし。この本は俺もお勧めです。
お客さんなのでほんのちょっぴりゴマスリも含んでみました。何か文句ある?
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