裁判員制度2
みなさんに罪の重さを問いたい。公平さを保つため「とある夫婦の話」としておきます。
その夫婦にしてはめずらしくテレビを一緒に観ていた。番組の内容は世界的に有名なエンターティナーがパフォーマンスを披露し、出演料という形で、ゲストや観客が評価するという内容で、放送時間は23:20までだった。事件は23:05。
夫は最後のパフォーマンスが終わったあと、評価の結果発表までに、CMを挟んだため、立ち上がり、風呂に向かった。「風呂入ってくるから、結果教えて」「うん」「寝ちゃだめだよ」「わかった」「絶対だよ」「しつこい!わかったっちゅーねん!」夫は安心して湯船に身体を沈めた。
「あー気持ちよかった。ねぇ、結果どうだった?」夫はバスタオルで髪の水分を拭き取りながら、居間のコタツで丸くなってテレビを観ている妻に声をかける。が、返事がない。あれ?聞こえないのかな?さっきよりやや大きな声で同じ言葉をかける。が、またしても返事がない。嫌な予感がした夫は、全裸のまま、妻のもとに走った。すると。眠っていた。
さて、結果を伝える約束をしていたにもかかわらず、眠ってしまった罪の重さはどれくらいのものだろうか?
整理してみる。
・夫は、妻に「寝ちゃだめだよ」と念押しした。
・妻は、念押しされると、ちょっとキレた。
・夫は、キレた妻を見て、恐怖を感じたが、約束を守ってもらえる確信が持てた。
・妻は、謝った。
・にもかかわらず、夫は妻を責め続けた。
・すると、妻は、またちょっとキレた。
・妻の、寝顔は可愛かった。
・夫と妻が、同時にコタツに入るのは数年ぶりだった。
・テレビの観やすい上座には妻が座っていた。
・もともと、妻はコタツでよく寝る。
・その時「お前寝てただろ」と夫が言うと、妻は赤い目をして「寝てない」という。
・妻は、ときどき夫にコーヒーを入れるよう命令する。
・でも、妻がコーヒーを入れることのほうが、はるかに多い。
・夫は、そんなやさしい妻を愛している。
・しかし、妻は自分のコーヒーしか入れないこともある。
・夫と妻は、その番組が始まる直前まで『UNO』をしていた。
・その戦績は8勝6敗で夫が勝っている。
・でも、夫は『オセロ』では妻に勝てない。
・夫は、B型。
・妻は、この夫なしでは生きていけない(と思う)。
・夫は、ブログで「何か文句ある?」と毎日言っている。
判決はいかに!何か文句ある?
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コメント
「UNO」で勝負して勝ったほうが正しい!
投稿: はははる | 2010年2月 2日 (火) 22時07分
はははるさん
じゃあ、今のままの戦績を残しておこう。
投稿: ひろやん | 2010年2月 4日 (木) 07時15分
状況を見ていないので何とも言えませぬが、
11番目の「寝てない。」と言ったところで妻の負けだと思われますね。(笑)
ま、でも寝顔が可愛かったので許してあげましょう(^^)全裸のまま走った夫も可愛いですけど~。
しっかし裁判員制度シリーズめちゃ面白いですねぇ。次回また楽しみにしてます。
投稿: yakuinsan | 2010年2月 4日 (木) 08時02分
yakuinsan
ありがとうございます。裁判員制度はおかげさまで好評です。
yakuinsanの寝顔も、さぞかし可愛いことでしょう。
投稿: ひろやん | 2010年2月 4日 (木) 22時57分
よくある光景ではありますが、”寝ていない”って言う奥さんはかわいい
ということで奥さんの勝ち
このシリーズはむっちゃ面白い
投稿: ひろほ。ん | 2010年2月 5日 (金) 18時50分
ひろほ。んさん
俺の寝顔も結構かわいい。機会があれば見せてあげますね。
裁判員制度いいでしょ。
投稿: ひろやん | 2010年2月 6日 (土) 20時25分