中田(仮名)さん
社内の人間や付き合いの長い人はそんなことないのだろうけど、うちの会社名は間違えやすいようだ。漢字数文字の後にカタカナが数文字。発音では先方の間違いに気付きにくいのだが、文書になれば一目瞭然。もう、間違えられるのに慣れっ子になってしまった。さほど重要ではない書類には、口頭で注意するだけにし、訂正を求めることはない。ただし、重要なものはだめっ!
まあ取引をしてるといろんなことがありますわな。相手の言い分にブチ切れて、受話器をへし折るなんてことも、無きにしも非ず。先日もさ、口先だけで出世したような中身のないブタ野郎が、取引の条件を提示してきた。はあ?あほか?ブタでアホなのは救いようがない。「あんたんとこだけやで、こんなアホみたいな条件」そうは言ったものの今回がはじめての取引だし、しゃーないか、と承諾。「ありがとうございます。そうしたらですね、注文書を発行される際に、取引条件も記しといてもらえますか?」出た!ブタアホ発言。好き勝手言うんじゃないよ。「あのさー、条件の提示はそっちからでしょー。そっちが契約書みたいなものを発行したらどう?」「あー、それはですねー・・・」ここで会話が止まる。俺は間違っちゃいない。ウルトラ常識。数時間後、わかりましたとの返事。
その翌日(今日)。覚書なるものが届く。覚書とするところが、ちと憎たらしい。内容の確認をする。ちがーうっ!内容の確認もなにも、宛名が違う。会社名が違うのだ。電話。「田中さん、覚書届きましたよ」「あ、そうですか」「田中さん、まだ内容は確認してないんですけど」「お願いします」「田中さんさ、これ田中さんが作ったんじゃないと思うんだけど、田中さん確認した?」「しましたよ」「田中さん本当にした?」「・・・。さっきから、田中って言われてますけど、私、中田ですよ」「あっ、すみません。中田さん。大変失礼いたしました。申し訳ございません。俺って最低ですね、お相手のお名前を間違えるなんて。気分悪いですよね。本当、すみません。ところで、今日届いた覚書なんですが、うちの会社名間違ってますよ。訂正お願いしますね。送り先を間違えとかじゃないんですよね?うちと似たような名前のところと」「えっ、本当ですか?」「そちらで控えを確認して下さい。事業部長の㊞までありますけど」
何か文句ある?
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「01-4 Everyday Essay 10'05~10'10」カテゴリの記事
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コメント
あのう。堪えますの質問はこちらでよろしいのでせうか。
質問です。
床の間の違い棚には何を載せればよいのでしょうか。というか、何を載せるものなのでしょうか。
最近そのことで、あたまがいっぱいです。
もし、想像が当たっていれば・・・耐えられません。
投稿: さゆり仮面 | 2010年7月13日 (火) 18時44分
さゆり仮面さん
答えますシリーズにありがとうございます。
がんばります
投稿: ひろやん | 2010年7月14日 (水) 13時30分