リサイクル記事2
カテゴリー「リサイクル記事」とは、過去の記事の中から風化させてしまってはいけないものをもう一度記事にしたものです。
『28歳夏物語』2009年3月29日
うんちネタ。何か文句ある?
人前で最後にうんちを漏らしたのは28歳の夏だ。っていうか物心つてから、記憶にあるものは、その1回しかない。
ぴょん太と、ほか数人で海へ泳ぎに行った。サザエを獲り(素潜り)浜辺で焼いて食べた。おなかをくだした。
ぎゅるぎゅるぎゅる。突然だった。額に大粒の汗が流れる。トレイを視界に探す。100m先。バッグをかき混ぜティッシュを探す。ない。声を荒げる。誰か!ティッシュを!早く!しかし、ない。タオルを1枚手に取る。トイレに向かう。走ることはできない。肛門を緩めるとここで漏れる。砂浜に穴を掘ろうかと一瞬迷う。いや、見物人が多すぎる。やっぱりトイレだ。早歩き。競歩だ。違う。手のひらは握られていない。ペンギンの真似をしているような、よちよち歩きの早歩き。意識は肛門に集中。ぎゅるぎゅるぎゅる。あと30m。ぱぶっ。ガスが抜ける。ぱぶぶっ。次にちょっと漏れる。ぶぶぶぶりぶりぱぶぱぶぶぶぶぶ・・・。そして、ほとんど漏れる。あ、あ、あーあ。早歩きをやめた。もう、どうでもいい。ものは海パンのサポーターでなんとか身を隠している。ももから流れないように、今度はゆっくりトイレに向かう。ゆっくり、ゆっくり向かう。
トイレに着いて困る。どうやって海パンを脱ぐか。どうもこうもない。どうしようもない。垂れ流し状態で脱ぐ。また困る。海パンをどうするか。下半身をどう洗うか。救いはトイレが水洗だったことだ。海パンは足元へそっと置く。次に水タンクの蓋を開け、タオルを濡らす。体を拭く。水を流し、タンクの水を入れ替える。タオルを濡らす。体を拭く、の繰り返し。とりあえず、見た目には体を洗えた。しかし、また困る。トイレから出られない。うんち海パン、うんちタオルを残し、フルチンで出るわけにはいかない。
救いの神が!聞き覚えのある声だ。仲間が食器を洗いにやってきた。うんちを漏らしたことに気づいていないようだ。トイレから顔を出し、事情を説明しゴミ袋とバスタオルを求めた。笑いながら、鼻をつまみ、そっと差し出してくれた。お礼にうんち海パンとうんちタオルを見せてあげた。その後有料の温水シャワーを浴びた。3回分浴びた。ひと皮むけるくらいに洗った。
今となりゃ、うんと楽しい思い出です。
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コメント
一度ひとしきり笑ったはずなのに、また笑ってしまう・・・。
二度おいしい感じですね。
うんちネタだから、おいしいはダメでした!
それにしても良い方法見つけましたね...
投稿: Fu- | 2010年12月28日 (火) 19時32分
Fu-さん
自分でもいい方法を考えたと思います。
2回に1回はリサイクルしようと思います。
投稿: ひろやん | 2010年12月29日 (水) 09時05分