一か八かも悔いはなし
さほど大きな問題ではなかったが、ひとつの決断をし、先方に伝えなければならなかった。最終期限は昨日。そして今日、その決断に対する結果が報告された。
さほど大きな問題ではなっかたとはいえ、結果次第ではプラスの度合いに差が出るというわけではなく、最低でもプラスとマイナイス以上の差はつく状態。めずらしく真剣に悩む必要があった。ところが、分析する材料がすべて根拠の乏しいもので、あいまいにあいまいを掛け合わせてつくる幾パターンかの道筋はすべてあいまい。それを比較するのだからさらにあいまい。助言を求めようと考えるが、あいまいな状況をあいまいに説明することくらいしかできないないことに気付き、躊躇する。
こうなると、ついつい自分の都合のいいように解釈してしまうのがB型。ただしこれは慎重さに欠けているというわけでない。これ以上悩みようのない現状に対する前向きな姿勢。解釈はこうだ。どれを選択しても実はほぼ正解であって、間違った答えはどこかもっと遠くにあるんじゃないか。つまり、僕は正解とニアピンの狭間で迷っているのではないか。だとしたら、結局はあいまいなんだけど、AでもBでもなく(A+B)/2。よし、これだ。でもしょせん、一か八か的な思いは胸の底に重くあった。まあいい。悩むだけなら十分に悩んだ。
というわけで今日。10:04。メール受信。心なしか鼓動が早くなる。不安も大きいが自信がないわけでもなかった。いや、どちらかといえば自信のほうが勝っていた。開封する。
だめだった。
めずらしく僕から電話をかける。だめだった理由と、差し支えなければと前置きし、正解はどこだったのかと訊ねる。
あっそう、そういうことね。正解を知り得た僕に悔いはなかった。それは、どんなにいい分析材料があったとしても僕の能力ではその答えがはじき出されるということはあり得なかったからだ。僕はこの分野の専門家(プロ)だ。知識もあると自負している。だが、それが悪かった。ド素人の集まりに混ざってしまったのだ。到底、僕の答えとはかけ離れた正解があった。
悔いはないが、この件に携わっている方々のレベルが、分析する材料に含まれていたら正解に近づけたかも知れないな、とは思う。
でも、僕はあそこまで自分のレベルを落としたくはない。何か文句ある?
| 固定リンク
「01-7 Everyday Essay 11'11~12'04」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。



コメント
やっぱね、ひろやんはね、(ノ∀`)
しかし今日一番共感したのは
>自分の都合のいいように解釈してしまうのがB型
の部分。
これだから私生きていけるんだわ(ノ∀`)
ためになったね~。
投稿: バジル | 2012年1月17日 (火) 14時17分
バジルへ
ためになったね~
ためになったよ~
そうそう、B型の強味。
投稿: ひろやん | 2012年1月20日 (金) 12時59分